コーヒーの入れ方
珈琲の味と香りは豆の種類で弾き方によって異なります。入れ方によっても変わってきます。好みのコーヒーを入れるために最適の器具を選び、くつろぎのコーヒータイムをお楽しみください。
美味しいコーヒーを入れる基本
コーヒーを美味しく入れるには
1.新鮮な水を使う
2.器具はいつも清潔に保つ
3.粉と水の分量を正確に測る
4.抽出時間は粉の挽き方に合わせる
などの基本的なポイントがあります。
中でも水の良し悪しは珈琲の味と香りを大きく左右します。
水道水は本来コーヒー向きといえますが、できれば浄水器を使うと良いでしょう。
また、コーヒー豆は一度に大量に買いこまず、短期間に飲んでしまえる量にします。
保存する際には、湿気を防ぐために密閉容器に入れ、冷暗所に置いてください。
コーヒー抽出器具と特徴
・ペーパードリッパー
やや深煎り、中挽きから細挽き 10~12 g
スンダ琥珀色で、口当たりの柔らかい味
豆の特徴が ストレートに出る
扱いが簡単で衛生的
誰でも一定の味が出せる
・ネルドリッパー
やや深煎り、中挽き 10~11 g
純度が高く、コクのある本格的な味
湯の注ぎかたで味わいに変化を持たせることができる
・サイフォン
中煎り、細挽き 13~15 g
味はあっさりしている。挽きたての粉を使えば一段と香りが立つ
入れるプロセスで楽しみが味わえる。出来上がり温度が高い。
・エスプレッソマシン
深煎り、極細挽き 6~7 g
コーヒーの表面が泡立つのが特徴。濃厚な苦味がある。
瞬間的に抽出するので出来上がりの温度が高い。
・パーコレーター
浅煎り、粗挽き 7~8 g
あっさりしたアメリカンタイプ。色は濁りやすい。
扱いが簡単
・ウォータードリッパー
深煎り、極細挽き 8~10 g
独特の香りとエキス分の強いまろやかな味わい。
アイスでもホットでも味が損なわれない。入れる間の演出効果が高い。
ペーパードリップの美味しい入れ方
1.サーバー(またはカップ)にドリッパーをのせます
2.ペーパーフィルターの側面と底のシール部分を折り曲げ、ドリッパーにしっかり密着させて湯を注ぎます。湯は捨ててください。
3.必要な分量の粉を入れたら、ドリッパーを軽く振って表面を平らにします。
4.中央部から円を描くように外側へと少しずつ静かに湯を注ぎます。粉が湯を吸収して膨らみ、表面が黒ずんで細かい泡が立ってきたら、少し蒸らします。フィルターのみが亡くなる前に注湯を繰り返します。
5.細かい泡がまだ残っている状態で抽出完了。ドリッパーを外して出来上がりです。
上手に入れるポイント
・湯を注ぐと粉が膨らむので。フィルターは大きめのものを選びましょう。
漂白剤を使用したフィルターは、粉を入れる前に言うをかけて匂いをとばします。
・抽出時間が足りないと水っぽい味になります。1~2人分で、1分半から2分を目安にすると良いでしょう。
・注湯は必ず粉の上にします。フィルターに直接湯を注ぐと、コーヒーが水っぽくなり味が落ちます。
・コーヒーには意外と脂肪分やアクが多く含まれています。使用後のドリッパーは湯でよく洗ってください。